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800年の歴史を紡ぎ、現在のカタチとなった腕時計。
その世界に携わる時計修理技術者に欠かせない専門工具、
授業で使用する教材ムーブメントをご紹介します。
懐中時計サイズの手巻きムーブメント。オメガやロンジンなどの懐中時計に使われている。直径36.6mmサイズと大きく、扱いやすい機構。
メンズ用の自動巻きムーブメント。サイズが25.6mmと小さく、より細かな分解掃除の技術と、繊細な取扱いが必要。
クォーツ式特有の32,786Hzで振動する水晶振動子を用いて高精度を実現。複雑な機構を使わず、シンプルなメカニズムを採用している。
ETA2824に比べ、より薄いムーブメント。高精度で名門ブランドがクロノメーター仕様にして使用しているほど、信頼性は高い。
世界で初めてクォーツ式時計を販売したセイコー社のクォーツ式ムーブメント。デイデイト機構を搭載。
セイコー社が開発した自動巻き3針カレンダー付きムーブメント。マジックレバーと呼ばれるセイコー独自の機構を搭載。
オメガやブライトリング、IWC、パネライ、フランク ミュラーなど名だたるブランドに採用されている自動巻きクロノグラフムーブメント。
名門モジュールメーカー『DUBOIS DEPRAZ(デュボア デプラ)』の自動巻きクロノグラフムーブメント。
アポロ計画で使用されたムーンウォッチにも採用。オメガのスピードマスタープロフェッショナルに搭載されている手巻きクロノグラフ。
時計工具や部品製作に必要となる時計旋盤。さまざまなアタッチメントを取り付けることにより、穴あけ加工や歯切り加工なども行うことができる。1/100ミリという精度が求められる特異な技術で、ヒコでは炭素鋼の丸棒から金属を削るための手バイト(刃物)など、精密工具の製作からスタートし、巻真(リュウズの芯になる部分)など時計パーツの製作まで取り組んでいく。修理の際、メーカーに部品ストックがない場合などは、旋盤を使い別作するといった機会も多々発生する。
機械式時計をオーバーホールする際の注油を行うときに使用。注油でもっとも大切なことは、多くも少なくもない適切な量のオイルを注ぐこと。非常に繊細で神経を使う作業工程のひとつ。
時計の心臓部であるテンプ。なかでもテンワに片重りがあると不正確なリズムとなる。その片重りを検査する道具。
ひげゼンマイ内端の中心・水平のズレを調べる八字振れ見(左)や、テンワのゆがみを調べるキャリパス(右)。パーツ同士の調和のとれた動きが必要な機械式時計には欠かせない。
時計修理士に欠かせない道具がキズ見と呼ばれるルーペ。基本的には4~5倍率のものを使い、修理や精密部品検査等の作業に使用。プラスチック、アルミ、ウッド素材などがある。
ムーブメントの分解・組み立てを行う際に使用するのがムーブメントホルダー。専用サイズの機械台から、大小のサイズに対応する万能機械台などさまざま。
時計の針を取り外す道具が剣抜き。左側のものは弓式と呼ばれ、右側はレバー式と呼ばれる。時計の表情を形作る針の取り外しはデリケートな作業が必要。
時計の分解と組み立てに必要なのが精密ドライバー。プロの時計修理士は作業を正確に、そして確実に行うためにドライバーの先端をそれぞれのネジに合わせ加工する。
通常の分解・組み立て時に使用されるピンセット。材質によって硬さが異なるので、掴むパーツに合わせて使用する。