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体験入学日程一覧
機械式・クォーツ式時計のオーバーホール技術、金属加工、外装知識、時計理論など
ウォッチメーカーを目指すのに欠かせない技術・知識を2年間で修得。
短期間の就学で業界への就職を目指す方にお奨めのコースです。
ウォッチメーカーコース
ウォッチメーカーマスターコース
ウォッチメーカーコース
ウォッチメーカーマスターコース
ウォッチメーカーコース
ウォッチメーカーマスターコース
ウォッチメーカーマスターコース
※カリキュラムは毎年見直されます。
修理技術の入門として
クォーツ式時計のオーバーホールを行います。機械式時計に比べれば部品点数は少ないのですが、電子部品を含む繊細な部品を扱うことは、その後の高度な技術を修得するうえで欠かせない基礎となります。
時計旋盤は素材となる金属を回転させて刃物で切断し、時計の部品や工具等を製作する特殊な機械です。工具製作からスタートし、旋盤の基本的な操作方法を修得。最終的にはりゅうずとムーブメントをつなぐ時計部品(巻真)を公差±3/100mmの精度で製作します。
銅版、真鍮版、洋白版を寸法とおりに切り抜き、組み合わせる課題。最終的にはそれぞれのパーツがどの向きからでもぴったりと嵌る仕上げを目指します。正確な糸のこぎり、ヤスリがけの作業が求められる課題です。
ピンセット製作の課題では2mm厚の真ちゅうを、製図のもとに削りだし、2枚をカシメの技法で貼り付け仕上げます。時計職人にとって自身の手となる工具を製作したり、手になじむように加工することは、とても重要な技術なのです。
錘(おもり)が回転することで、ゼンマイを巻き上げる自動巻き機械式時計。外径36.6mmの大きめのムーブメントの手巻き時計で基礎を学んだ後に、25.6mmの自動巻きムーブメントを使用。サイズが小さい分、部品も小さくなり作業にも緻密さが求められます。
天真とは長さが約3.5mm、一番細い部分が約0.1mmの極小部品で、テンプという時計の心臓部の軸になります。その天真を交換する一連の作業では、天真と天輪を圧着させる「カシメ」や、圧着後の歪みを修正する「天輪の振れ取り」など、細かく重要な作業を行っていきます。
パソコンの使い方、グラフィックソフトの使い方を学び、製図製作を行います。製図の基礎知識を学ぶことは、外装とムーブメントの関係を理解すること。時計独特の図面の読み方を覚え、自分の考えを具体化する方法を身につけます。
時の起源、天文学と時間、時計の歴史から、機械式時計、クォーツ時計の各機構の詳細な仕組みを学ぶ時計理論。国内大手企業にて使用された教育用教材等を本校独自に監修したオリジナルテキストは、日本の時計理論の集大成と言っても過言ではありません。
マスターコースで集中して学ぶ「クロノグラフ」は、通常の時計機能の他にストップウォッチ機構がついた複雑時計のこと。構造が複雑になるため、自動巻き機械式時計の倍以上の部品点数となり、この時計をオーバーホールするには、緻密な調整と技術が必要になります。
入れホゾとは、交換部品を手に入れることが出来ないような、アンティーク時計の歯車軸を修復する技術です。時計旋盤を用いて摩耗して使えなくなった軸を新たに作り直し、使用できるようにします。本校では、置き時計サイズの時計を基本に練習します。
アンティーク時計の修理を体験。新品の教材とは違う、実際に長年使いこまれた時計のリペアを行うことで実践的なテクニックを養います。この課題の経験をいかして学園祭でリペア時計の販売を行う学生もいます。
美しい装飾や仕上げも機械式時計の特長のひとつ。部品を鏡面になるように磨いたり、ペルラージュ(円形模様)やコートドジュネーブ(小波模様)をほどこすなど、さまざまな装飾技法を修得し、美しく仕上げたオリジナルスクールウォッチを完成させます。